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めだかの館 館主の日記です。新種めだかを作る楽しさ、苦労、メダカで知り合った人々を紹介していきます。


by medakanoyakata
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青メダカから銀河への思い出 ②

朝夕の盆栽への水くれ。
実際は一鉢一鉢木を見、根元を見、土の表面の乾き具合を見ながら木を観察、診断しながら、その盆栽なりに水をくれるのが本来の水くれ。
なのですが、その当時私はメダカに熱中症。
盆栽に水をやっているのですが、頭と目はそばにある水槽や水連鉢にふと気付いたとき、青メダカの中に黄の尾ビレを発見。
青メダカは白と黒のはず。
尾ビレに黄がなぜ?
また交配の失敗なのか。
ほぼ諦め気分。
気に入らないメダカなので、販売不能。

やがてそのメダカがL~LL寸に。
朝夕に横目でチラ。
気に入らないがチラ。
何ヶ月見たでしょうか。
朝夕の日が低いときだけに現れる尾ビレの黄。
やがて気になり、好きになり、興味津々。
7~8匹いたそのメダカ。
やっとのことで選別。
あっとビックリ。
尾ビレの黄は全てオスのみ。
体色は青メダカなのですが、白に見えるような薄銀色。
薄銀に黄の尾ビレがよく似合う。
メダカ仲間にアピールしても、ほとんどの人が、ふ~~ん、そうですかぁ~、よかったですねぇ~~。
全く興味を示さず知らん顔。

そうなると燃えるのが私の悪いクセ。
それではこのメダカを固定して、みんなにいばってやろう。
その日より、オスのみでスタート。

メスへの遺伝、簡単であろう。
あっという間に新メダカ誕生であろう。

ところが、考えはあまかったのです。
尾ビレの黄をメスに遺伝するだけで3年もかかってしまったのです。

3年の交配を続ける内に、親メダカ選別時、販売目的によりノーマル(普通種)を省き、ヒカリとダルマを選別。
その後、欲にからみヒカリとヒカリダルマを選別。
3年後の完成時には、ヒカリとヒカリダルマのみが産まれる系統になってしまったのです。

いよいよ発売時には、ヒカリを銀河、ヒカリダルマを煌と言う普通種とダルマを作り忘れた、極めて稀な体験です。

明日へ続く・・・・
明日は銀河の名前の由来と、銀河の本来の体色、銀河の魅力について
by medakanoyakata | 2009-03-06 17:11